市議団だより−豊田のまちから
【15.06.25】豊田9条の会が10周年記念講演会
戦争法案を許してはならない
豊田9条の会は6月20日(土)に10周年記念・講演会を開きました。豊田市福祉センターには昨年の講演会の倍の220人が参加し、あいち9条の会代表世話人の森英樹名古屋大学名誉教授の講演「戦後を70年でおわらせようとする安部政権」に聞き入りました。
森先生は安倍首相の歴史認識は、戦後50年に当たっての村山談話で述べられたアジア諸国への侵略の反省を拒否するものであり、今日本を戦争する国に変えようとするものだと、国会に提出された安保関連法案の問題点を詳細に分析して、「法案は正に戦争法であり、許してはならない」「安倍内閣の基盤は弱いものだ、9条の会の運動で再び退陣に追い込もう」と訴えました。
会場からの発言で、子育て世代のお母さんは、小学時代に広島の原爆映画を見て戦争は悪だと身に染みた、3人の子にいつも平和が大切なことを語り続けていく。高校生は、政治家の欲望で僕の未来を壊されたくない、来年は選挙に行って安倍さんへの反対の意思表示ができる。戦争体験者の89歳男性は、俳句を通じて訴えている、18歳で徴用に行き軍事工場で何度も死にそうになった、生きていることが奇跡だった。など、それぞれの立場から戦争法案に怒りを込め反対の声を上げていくと発言しました。
講演を聞いた参加者からは「戦争法と言われる意味が、具体的な話でよく理解できた」「モヤモヤが解けた。周りに署名を訴える勇気をいただいた」などの感想とともに、カンパ2万円余が寄せられました。マスコミも注目し記者数名が熱心にメモを取っていました。
豊田9条の会では、市民から見える街頭行動を提起していくとしています。