市議団だより−豊田のまちから

【15.11.19】杭打ち工事データ偽装

もとむら衆院議員が豊田市で調査

  杭打ち工事データ偽装が社会問題に発展する中、11月16日、日本共産党のもとむら伸子衆院議員は豊田市役所を訪問し、豊田市都市整備部の岩月正光副部長から問題の聞き取りを行いました。大村よしのり、根本みはる両豊田市議も同席しました。以下は、もとむら伸子衆院議員によるレポートです。
豊田市内では、野見小学校、ホテル、東海環状道路の勘八インター管理棟で、データ偽装がありました。勘八インター管理棟は、国交省発注で、現在はNEXCO中日本が管理しており、豊田市には情報が来ていないとのことでした。
 野見小学校のデータ偽装では、基礎杭を発注する前の調査で、支持層に杭が達していると判断し、安全性に問題はないと考えているとのこと(ただし、実際に到達しているかを調査したわけではありません)。ホテルでは、建築確認や中間検査、完了検査は豊田市で行ってきたそうですが、データ偽装を見抜くことは困難だったそうです。現在、豊田市として安全性確認中とのことでした。
 豊田市に建築主事は2名で、豊田市の建物の建築確認などの約5%(約100件)を行っているとのこと。あとの95%は、民間の検査機関が行っています。行政のチェック体制の強化はやはり必要だと思います。
建築工事を請け負っている元請け企業がもっと責任を果たすことや、データの取り扱いについて国が明確な方針を示すことなど要望をうかがいました。データ偽装のチェックの方法も伺いましたが、まさに手作業でした。ただ、電子データになっていることもあり、今後、どのような形でチェックするのかも問題です。
 横浜で問題になっているマンションでは大臣認可の工法を前提条件と違う条件で使われていたことも発覚し、そうした事前のチェックも大切とのお話もありました。建物の安全性がどこでも確保される仕組みへと繋がるように頑張ります!

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