市議団だより−議会&市政の報告
【16.03.17】3月議会質問
土木費偏重型の新年度豊田市予算
日本共産党の大村市議は、新年度予算について質問に立ち、土木費偏重型の予算ではないかと指摘しました。
全国の中核市との比較でみると、2015年度予算では豊田市の市税収入は、43中核市の中でダントツ1位です。比較のために市民一人あたりの金額にしてみると25万5千円。2016年度は、さらに増えて27万6千円の予算組みとなっています。
使うほうの予算はどうなっているでしょうか。
保健・福祉・子育て等の民生費は、2015年度予算で市民一人あたり11万7千円。これは中核市の中で下から2番目の42位でした。2016年度は、12万6千円に増えましたが、自然増の範囲だと思われます。
一方、土木費の多さが目につきます。2015年度予算で市民一人あたり9万円。これは中核市の中で2位の多さでした。2016年度は、10万3千円に増大しました。
豊田市の予算組の特徴として、豊かな財政があるが、民生費は全国中核市の中で最低クラス、土木費は最高クラスというものです。
市民レベルで、予算の組み方を考える運動が必要です。