市議団だより−豊田のまちから
【16.06.02】自民党改憲論の虚構性
豊田9条の会が講演会
豊田9条の会は、5月28日、愛知大学教授の長峯信彦氏を招き「改憲論の虚構性と未来への歴史的責任」と題して講演会を開催しました。
長峯氏は自民党改憲案が「国民は公益および公の秩序に反することを禁止」し、第11条で「すべて国民は、この憲法を尊重しなければならない」と国民への憲法尊重を義務づけるなど、現憲法の「国家権力を拘束し、制限する最高の法規範」である立憲主義原理と逆転していると指摘すしました。
憲法9条の「戦争放棄・戦力不保持・交戦権否認」と、前文の「平和的生存権」まで明記したのは日本だけであり、「戦争や軍事行動は国家権力の発動なしにはあり得ない。憲法9条は、世界で先進的にそれを厳しく禁止してきた。」として、9条こそ、日本の市民に対する世界の信頼と安心を醸成させた、国際貢献の功労者であると明言し、会場から大きな拍手がありました。