市議団だより−豊田のまちから
【16.06.09】拡大する格差と貧困の解決を人間らしく働く雇用ルールで
すやま初美の訴え〜経済にデモクラシーを
日本でも格差はひろがりつづけています。アベノミクスで恩恵をこうむったのは、株価でもうける大株主や円安でうるおう輸出大企業だけ。貧困ライン以下の生活はいまや6人に1人にも達します。8割以上の国民が「貧困は他人事ではない」と感じています。
過労死や過労自殺までうむ異常な長時間労働を法律で規制する。若者をモノ扱いして、使いつぶすような働き方をやめさせる。有給休暇をはじめ権利をしっかり保障する─人間らしい働き方と個人の生活をまもるルールをつくることが、格差と貧困からぬけだすカギです。
これは「机上の空論」ではありません。ヨーロッパ諸国ではすでに実現。EUでは、残業含め週48時間をこえて働いてはならず、年4週間の有休が定められています。同じ資本主義の日本でできないはずはありません。