市議団だより−議会&市政の報告
【16.09.08】9月市議会・大村市議の一般質問
市民の声もとに積極的提案
◆バス路線拡大し公共交通不便の解消を
大村市議は、徒歩圏内である500m圏にバス停が整備されるように、生活交通空白地域へのバス路線の拡大、ダイヤの増便を提案しました。
◇大村市義が質問で紹介した事例
富山市では、公共交通が整備された「居住推進地区」では----
・医療、診療所の500m圏で住民の83%
・商業店舗の500m圏で住民の96%
・地域包括支援センターの2Km圏内で住民の88% それぞれカバーされている。
◆1乗車百円のおでかけ定期券を
大村市義は、おいでんバスにICカードが導入されたのを機に、「マナカ」のカードシステムを利用して、高齢者、障がい者に対して1乗車100円で乗れる「おでかけ定期券」システムの導入を提案しました。
◇大村市義が質問で紹介した事例
富山市では、65才以上の高齢者を対象に、ICカード分として自己負担1000円を払って申請すればICカードの定期券が交付され、市内の鉄道、ライトレール、バスが1乗車100円で利用できる「おでかけ定期券」をつくった。今年度始めた事業だが、すでに対象者の1/4が、この「おでかけ定期券」を所有しており、この定期券を使って、1日平均2763人が利用している。この定期券に合わせた買い物の割引特典をつけるお店も「協賛店」として広がっており、また、高齢者の外出支援で健康増進につながり、国民健康保険の財政負担軽減に寄与しているとの事。
◆運転免許返納でバス利用券を
大村市義は、高齢者の車による交通事故が多発している中で、運転免許証自主返納の支援事業として、公共交通利用券を交付する事業の創設を提案しました。
◇大村市義が質問で紹介した事例
富山市では、高齢者の運転免許「自主返納支援事」として公共交通利用券・2万円分を交付する事業を行っています。
◆空きアパート借り上げて住宅対策を
大村市議は、民間の空きアパートを市が借り上げて、「低所得・低資産高齢者向け住宅」、あるいは「ひとり親家庭向け賃貸住宅」等として整備し、家賃補助により市営住宅並み家賃で提供するような「低所得者向け住宅対策」を提案しました。
◇大村市義が質問で紹介した国での検討状況
国土交通省は、低所得者向けの住宅に空き家を活用し、家賃を一部補助する方針を固めた、と報道されています。このような方法の有効性を国も認めたのですが、制度ができるまで時間がかかります。市が率先して制度化すれば、空き部屋で悩んでいる大家さんへの経済対策にもなります。
◆奨学金返済に市の支援制度を
大村市議は、奨学金返済に苦しむ豊田市の若者に対して、奨学金返済の支援事業を創設するように提案しました。
◇大村市義が質問で紹介した国での検討状況
文部科学省は返還する必要がない給付型奨学金制度の創設に向けた検討チームを設置し、具体的な制度設計の議論を始めたと報道されています。
仮に、そのような制度が創設されたとしても、これまで奨学金を借りて返済を続けている人たちには、返済問題が残ったままです。その点の解決策を、市として行う必要があると考えて、市と地元産業界が協力し、地元企業に就業した方の奨学金返還を支援するための基金創設を提案しました。