市議団だより−豊田のまちから
【16.11.03六ケ所村・核燃料再処理工場を視察してきました
視察報告
◆日本共産党大村よしのり・根本みはる豊田市議、牧田みつお・みよし市議は、10月18日、青森県六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場(日本原燃)を視察しました。すやま初美党県委員が同行しました。原発から出る使用済み核燃料は、この再処工場に送られて、プルトニウムを取り出し、残った高レベル放射性廃棄物を「ガラス固化」で固めます。それらの処理を行う工場ですが、トラブルが相次ぎ、これまでに本格稼働は23回延期されてきました。核のゴミの地層処分の候補地を今年中に政府が指定すると言われている中、その処理現場を視察しました。視察レポートをお届けします。
“トイレなきマンション”と言われた日本の原発。現在、原発の敷地内にある使用済み核燃料を一時保管しているほとんどのプールの空きはわずかです。
もともと、各地の原発から使用済み核燃料は六ケ所村の日本原燃の工場に送られて再処理をする計画でした。しかし、工場はあいつぐトラブルで稼働していません。処理工場としては、2018年度上期に正式竣工の予定だということでした。
視察では、二重三重のセキュリティーゲートを通って入り、現場での写真撮影はできませんでした。紙面で議員が写っている画像は、いずれも外のPR館で撮影したものです。
各地から運び込まれた使用済み核燃料を保管しているプールを窓ごしに見ました。説明された職員が「あそこに人が入れば、すぐに死にます」と言われ、ゾッとしました。このプールは、3000トンUが受入可ですが、すでに2964トンUが在庫され、ほぼ満杯状態です。
プールに入れたままの状態で保管された場合は天然ウラン並の有害度まで放射線が低減するのに約10万年。再処理し、ガラス固化体にした場合でも約1万年かかります。すでに試運転でガラス固化にした高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センターも視察をしてきましたが、核燃サイクルが行き詰まる中でも、廃炉に伴う核のゴミの処理と私たちは向き合わなければなりません。1万年管理が必要なゴミを生み出す原発を、ベースロード電源として良いのでしょうか。
原発施設で使用された手袋や作業着などを燃やした灰などが詰まったドラム缶を埋設する低レベル放射性廃棄物処分施設も視察しました。300万本相当が埋設される施設で「今のペースだと、満杯になるのはおよそ100年ですね」とのこと。
各地の原発からの放射性廃棄物は海上から専用の港に入ります。そして時速20�劼埜暁灰汽ぅ�ル施設に運ぶために「専用の道路」まであります。
経済産業省は核のゴミを埋める最終処分場の候補地の要件を取りまとめました。
火山や活断層などが周辺にないなどの「より適性の高い地域を整理して、処分地の適性を3段階で評価した「科学的有望地」を年内に示す予定となっています。豊田市は、地層処分の研究をしている瑞浪超深地層研究所に隣接していることから、これまでに原発関係の電源立地交付金を4億円近く受け取っています。今こそ、「核のゴミはいらない」の声を大きくあげていく事が重要です。
そして、原発廃炉を決定して再稼働を中止する事。その間に廃炉の技術革新を進め、10年は火力を基幹電源としつつ再生可能エネルギーの爆発的普及を図りながら原発ゼロへ。運動をすすめます。
