市議団だより−豊田のまちから

【17.07.23】豊田市平和を願う戦争展の報告

市内全域の戦争記録を展示

   「戦争展」の実行委員会からレポートを寄せていただきました。

 第30回豊田市平和を願う戦争展を7月22日、23日に開催しました。
 今回は、30回という節目を記念して、展示のメイン「豊田とトヨタの戦争」では、「『岡崎海軍航空隊』など上郷地区」や「トヨタ本社をねらった『模擬原子爆弾』」と合わせて、今までの市内地域ごとの企画を一斉に展示しました。「豊田市、近くであった戦争のことを目の前にすると声も出ません。戦争はおこしても参加してもいけないと強く感じました。」との感想など、好評でした。
 来場者は、親子や若者や初めての方が多く、遺族会の方、トヨタ関係のOB、戦争体験者や残留孤児、保守系市議、中国人など多彩でした。今後に残したいと長時間メモを取り写真を写す若い女性もいました。自分の住む街で8月下旬に戦争展を開くためにと真剣に実行委員に質問をされた男性もいました。
 「戦争体験を聞く会」では体験者二人のお話に会場満席の参加者は深い感銘を受け、会場からの質問や発言で深まりました。語り継いでいく重要さが確かめられました。「記念講演会『憲法が生きる未来を』」では若い弁護士林翔太さんのお話から、憲法を変えてはいけないことを学びました。
 初めての参加の方の感想を紹介します。「バルーンアートに娘が行きたいと言ったので入場。展示してあった当時の服を触ってみて今の時代に生まれてきたことに感謝しかないと思った。」(30代女性)、「知らない事実をありのまま知って戦争のむごさを感じさせられました。」(20代の男性)、「沖縄問題がとても勉強になりました。」(20代の男性)。
 「戦争展」は、あと8月6日の映画上映会「この世界の片隅に」がありますが、今回もすべて市民の力で行うことができました。支えてくださった皆さんありがとうございました。
 来年の平和リレー講座は「15年戦争を準備した特別大演習地」高岡地域です。碑文には「時の天皇一族、東郷元帥、総理大臣、東京、大阪から史上空前の師団が参加しての…」と記されています。来年4月下旬の予定です。多くのみなさんの参加を期待しています。

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