市議団だより−市議団の主張

【17.08.06】学校の教室にエアコン設置を

豊田市の設置率ゼロ(普通教室)は全国から遅れ

 文部科学省が、公立学校施設の空調(冷房)の設置状況(平成29年4月1日現在)を調査し、結果をまとめました。
 http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/29/06/1386475.htm
 調査対象は、全国の公立学校施設(幼稚園・小学校・中学校・義務教育学校・高等学校・特別支援学校)で、調査項目は普通教室および特別教室、体育館等の空調設備の設置状況です。
 それによると、公立小中学校における普通教室の数388,776室のうち、空調(冷房)設備を設置している室数は193,003室で、設置率は49,6%となっています。3年前の平成26年調査の設置率は32,8%であったことからも、設置が進んでいます。
 都道府県別の調査結果を見ると、愛知県の公立小中学校の普通教室22,685室のうち、設置数は8,100、設置率35,7%ですが、豊田市は、普通教室への設置は進まず「ゼロ」と、県内でも大きく遅れています。

豊田市議会でエアコン設置を提案

 豊田市議会でも、日本共産党大村よしのり市議が、平成10年6月議会から度々、夏の普通教室へのエアコンの導入が必要だと提起してきました。当時の答弁では、「エアコンのメリットとデメリットを総合的に検討」としていました。毎年の夏の猛暑で、最高気温の記録を更新し続ける中、全国でも普通教室へのエアコンの設置が進んでいる状況です。
 豊田市では「せめて、教室に扇風機を」との日本共産党市議団の提案と市民の署名運動によって、当面の暑さ対策として、普通教室に扇風機が設置されました。先行して扇風機をつけたことは施策として対立しないものであり、エアコンと扇風機を一緒にあわせて使用すれば、教育環境の改善として、大変効率よいと考えられます。
 全国や愛知県内、近隣市の設置状況、学校現場の状況を見れば、教室へのエアコンの設置は、待ったなしです。

▲ このページの先頭にもどる

トップページに戻る