豊田スタジアム近く中央公園より 毘森公園を優先すべき

豊田スタジアム近く中央公園より 毘森公園を優先すべき

日本共産党の根本みはる市会議員は6月28日、豊田市議会の6月定例会議案について、以下のように討論を行いました。

2021年6月28日 根本みはる

2021年6月定例会の討論

私は日本共産党として、通告に従い、討論を行います。

はじめに、議案第57号及び議案第58号 豊田市市税条例の一部を改正する条例および豊田市都市計画税条例の一部を改正する条例について、反対討論を行います。

固定資産税及び都市計画税の課税標準額の特例割合の設定に係わって、企業主導型保育事業については、参酌基準の最も少ない割合に設定し続けることにより、認可基準以下の保育施設の参入が促進されるものであり、反対であります。

議案第64号 豊田市幼保連携型認定こども園以外の認定こども園の認定の要件を定める条例の一部を改正する条例について、反対討論を行います。

公立こども園を幼保連携型認定こども園へと民間移管化してきた方向性は変わらず、反対であります。教育・保育における公的責任の後退につながる点を直視すべきことを申しあげます。

次に、議案第66号 令和3年度豊田市一般会計補正予算について、新型コロナウイルス感染症ワクチン接種関連は、迅速・安全な接種のための補正であり、また、こども園のトイレ改修についても必要と考える一方で、反対すべき討論を、以下2点について、申し上げます。

①中央公園第二期整備計画の先行区画の工事費について。

民間事業者へのヒアリングを踏まえ、具体的な事業内容を決めて、これから算定するとのことであり、整備予算も示されない計画は認められません。加えて、豊田スタジアムとの連携、イベントのため、早期に整備する判断について、公園・スポーツ施設の整備においては、市民に親しまれ続ける毘森公園など既存の公園の再整備を、早期にすすめることが必要であることを申し上げます。

②豊田市博物館新築準備工事費の補正では、博物館新築事業全体への影響は無いものと考えます。市民の暮らしが、新型コロナウイルス感染拡大により深刻な打撃を受けている状況下であり、当初の計画である88億円の事業は、内容を見直すべきことを申し上げ、議案66号に対する反対討論といたします。

議案第77号 工事請負契約の変更について、(仮称)豊田市博物館新築準備工事についても、同趣旨で反対討論といたします。

議案第80号 財産の取得について、では賛成の討論を行います。

放課後児童施設への建替えについて、児童数の増加見込みの無い老朽化した仮設活動室についても、必要に応じて建替えをする考えを質疑により確認しました。

今後の利用定員増加に伴い、放課後児童クラブが集団としてまとまりを持って生活し、子ども同士が関係性を構築できる規模での運営を基本とすること、それを保障する支援員体制の拡充が不可欠であることを申し上げ、賛成の討論といたします。

最後に、議案第84号 財産の取得について、賛成の討論を行います。基幹バスの更新計画では、更新基準に達する車両について、期間中に順次更新していくとのことであり、安全なバス運行に寄与するものと考えます。今後、必要に応じた増便により、バスの利便性向上を期待し、賛成の討論といたします。

以上で、すべての討論を終わります。