豊田市議会の6月定例会が6/29(水)に閉会しました。
日本共産党の根本みはる市会議員は同日、議案について以下のように討論を行いました。
今回の6月定例会の議案については、65号から85号までは賛成全員、86号については共産のみ反対で賛成44人、87号から95号までは賛成全員でした。
令和4年(2022年)6月定例会 最終日 討論原稿(6月29日)
私は日本共産党として、通告に従い、討論を行います。
はじめに、議案第70号、豊田市文化財施設条例の一部を改正する条例について、賛成討論を行います。
豊田市郷土資料館、近代の産業とくらし発見館の閉館後の利活用については、周辺地域住民、市民の意見の反映として、情報提供を行いながら調整、庁内協議を行うとのことであり、市民の意見が尊重された利活用を期待し、賛成の討論といたします。
次に、議案第76号、令和4年度豊田市一般会計補正予算について、賛成討論を行います。
補正予算のうち、2点について、➀歳出 3款1項1目 生活困窮者仕事と住まいの一体支援費補助金について、6カ月の雇用期間終了後でも、必要な生活困窮者自立支援事業により支援を実施するとのことで、伴走型の支援の継続として必要と考えます。
②歳出 物価高騰に対する、給食費の食材料費への補助および、栄養バランスなどを考慮した給食の質の確保について、必要な対応と考えます。加えて、来年度においても、物価高騰や新型コロナ感染症の影響が続く場合、本市独自の施策において給食費の値上げをしないことを申し上げ、賛成の討論といたします。
次に、議案第79号、80号、81号、82号、83号、84号は、いずれも学校保全改修工事の工事請負契約であり、一括して賛成の討論を行います。
令和4年度に予定しているトイレ再整備が完了すると、整備率は、小学校で79.0%、中学校で74.5%となり、再整備(洋式化)が必要な残りのトイレ箇所数は、小学校で109箇所、中学校で62箇所であり、残りの箇所の洋式化の早期の完了を期待し、賛成の討論といたします。
次に、議案第86号 財産の取得(情報漏えい対策ソフトウェアライセンス)について反対の討論を行います。
国のデジタル改革関連の「地方公共団体情報システムの標準化に関する法律」の施行を背景として、本市の業務ネットワーク環境は、標準準拠システムへの移行が進められます。
国において、地方公共団体の事務の処理に利用する情報システムの「標準化」のための基準を定め、本市においては、国が整備する全国的なクラウド上に構築される情報システムを利用することとなりますが、国による情報システムの「標準化」に基づき、国と自治体行政の相互の間で連携・統合を進めることに対し、個人情報保護の観点からも問題であり、地方自治の主旨に反することを指摘し、反対の討論といたします。
次に、議案第87号、88号、89号の放課後児童施設の整備について、一括して、賛成の討論を行います。
施設の老朽化、参加児童の増加に対応する施設整備は必要であり、施設の規模が拡大されることに伴い、放課後児童クラブの運営において、支援員体制も強化するものと考えます。
放課後児童育成事業の質の向上を図る上で、児童が安心して過ごせる充実した生活の場の保障として、本市が放課後児童クラブの運営を支える支援員体制の確保・拡充に責任を持って取り組むことを申し上げ、賛成討論といたします。
最後に、議案第95号 令和4年度豊田市一般会計補正予算について、賛成の討論を行います。
明治用水受益地農家給付金給付事業費補助金についての質疑・答弁によれば、対象者が確実に給付金の申請、受け取りできる取り組みが行われる点、対象者の考え方については、賛成するものであります。本補正予算は、特例的な給付の範囲で、1万円、3万円、10万円であることから、農家の継続した営農基盤と、営農への意欲の向上のため、今後の十分な救済について、国・県に対しての要請を強力におこなうべきことを申し上げ、賛成の討論といたします。
以上、討論を終わります。