市議団だより−議会&市政の報告

【07.05.25】トヨタの新型車テストコース建設 下山地区に660ヘクタールの造成

   愛知県の豊田市(旧下山地区)と岡崎市(旧額田地区)境でトヨタ自動車の新型車テストコース建設が予定されています。この問題で、八田ひろ子前参院議員など日本共産党調査団は二十三日、豊田市役所を訪れ、担当者から説明を受けました。党調査団には大村よしのり、根本みはる両豊田市議、柳田孝二、鈴木雅子両岡崎市議も参加しました。
 県と豊田市、岡崎市が共同ですすめる事業で、県が造成する開発面積は約六百六十ヘクタールと、県の事業でも最大規模です。トヨタの計画では、テストコースは全長六キロの周回路と直線二キロ、各種評価路。研究開発施設もつくり、将来は約五千人が働くというものです。県は二〇〇七年度に十四億円余の予算を計上して、環境調査、用地や造成計画調査を行います。
 豊田市、岡崎市の両担当者は、住民や地権者への説明会の実施、約三年間の環境アセス手続き、来年度からの用地買収交渉などを報告しました。
 道路整備や上水道など関連事業が莫大になることも説明しました。道路渋滞の不安、地元住民の「景観が変わらないような配慮を」の要求の紹介も行われました。
 党調査団は「メリットはあるのか」と質問。担当者は「人口増で活性化し地域経済にも波及する。基盤整備をすすめ、都市と農村との交流事業も考えたい」と述べました。
 調査団はこのあと、計画予定地を視察しました。
 神田真秋知事は、二月の記者会見で「県の産業戦略としても重要で大歓迎」と発言。
鈴木公平豊田市長も、昨年十鈴木公平豊田市長は、昨年十二月の議会答弁で「組織的に力強く取り組んでいきたい」と、トヨタとの一体ぶりを示しました。



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