市議団だより−議会&市政の報告

【07.11.11後期高齢者医療制度  負担増の一部延期では解決にならない

 七十五歳以上の人を対象にし、来年四月から実施予定の「後期高齢者医療制度」で、愛知県で実施される同制度の保険料試算の額が示されました。
11月2日付で市議会に提出された資料(同制度を運営する愛知県後期高齢者医療広域連合が示したもの)によると、一人あたりの平均保険料は年額9万3千204円(月額7千767円)としています。
 政府は平均保険料を年7万4千400円と説明していましたが、10月25日の参院厚生労働委員会では、日本共産党の小池晃議員の追及で全国平均が年8万600円になるとしました。これと比べても、愛知県の保険料は高額です。また、被扶養者として健保に加入している人の場合、新たな保険料がまるまる負担増になります。
 同案は、20日に開かれる愛知県後期高齢者医療広域連合議会に提出され審議され、その結果を受けながら、来年3月の豊田市議会に条例提案される予定です。
 この「後期高齢者医療制度」は一連の高齢者いじめの極みです。自民党と公明党が、その負担増の一部凍結で合意しました。
 与党の合意は負担増の一部を先延ばしにする一時しのぎです。同時に、世論が政権を追い詰めて、実際に政治を動かす可能性が広がっていることも示しています。

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