市議団だより−豊田のまちから
【07.12.02】豊田で被爆者相談会
11月27日、愛知県原水爆被災者の会(愛友会)の主催による「被爆者相談会」が豊田産業文化センターで行われました。大村市議も、参加し、「私の父親も、兵隊で長崎にいた時、原爆投下の翌日に救援のために爆心地に入市しました。被爆者のみなさんのお役に立てる事があればと思い参加しました」あいさつしました。
当日は、愛知県の担当職員も来て、制度の説明や、「健康管理手当」の申請などの個別相談も行われました。
愛知県下には被爆手帳を持っている被爆者が3000人います。そのうち、名古屋市に次いで多くの被爆者がいるのが豊田市です。「相談会」の当日は、参加した市内の被爆者が、自らの被爆の体験をまじえて自己紹介をして交流が行われました。「今後も、このような交流会があるといいね」と言う声が出ていました。
現在、原爆症認定制度の改善を求めるたたかいが、重要な段階を迎えています。国が原爆症の認定申請を却下したのは不当だと訴えた集団訴訟で敗訴をつづける厚生労働省は、9月末に認定のあり方についての検討会を設置、年内には結論を出すといわれています。12月4日には、集団訴訟の勝利、認定制度の抜本改善をかかげ、厚労省周辺での折り鶴・人間の輪行動や大集会(東京・九段会館)などがおこなわれます。
被爆者とともにこれを成功させ、国民的な世論と運動をさらに広げることが求められます。