市議団だより−豊田のまちから
【08.01.13】遺族年金算出にQC活動は含まない?
判決をほごにするつもりか!
トヨタ自動車の堤工場に勤めていた内野健一さん=当時(30)=が二〇〇二年に急死したのは過労が原因として、妻
博子さんが国を相手取り、遺族補償年金などの不支給処分を取り消すよう求めた裁判で、厚生労働省は十四日、控訴を断念すると発表し、労災を認めた名古屋地裁判決(十一月三〇日)が確定しました。
その後、豊田労基書が「遺族年金算出に、QC活動を含まない一ヵ月の残業時間約52時間」としていることが判明しました。
◆遺族年金の算出はトヨタから出された労働時間でおこなう◆
妻の博子さんや支援する会は、昨年の年末に愛知労働局や豊田労基署に判決に従い「行政の責任で残業時間106時間を算定基礎とせよ」と要請行動をおこないました。
このなかで、「判決理由には拘束されない」「遺族年金算出の時間は会社から出される資料に基づいて行う」と回答がありました。
◆遺族年金算出の基礎として判決に示された06時間とするよう運動します◆
妻の博子さんと支援する会では、豊田労基署が判決を無視した算定をおこなう行為は許せない。と「算定基準を106時間」とするよう運動を強めています。今後も変わらぬ支援を、と訴えています。