市議団だより−豊田のまちから

【10.02.11】内部留保を社会に還元せよ!第31回トヨタ総行動

  トヨタ自動車に社会的責任の発揮を求める第31回「トヨタ総行動」(愛労連など実行委員会主催)がとりくまれました。
 トヨタ本社近くの山之手公園で開かれた総決起集会には約千人が参加。雨のなか、「トヨタは内部留保をはき出せ」「首切り、下請けいじめを許すな」とムシロ旗や横断幕を掲げて求めました。
 「私は昨年12月、トヨタの期間従業員を雇い止めにされました」。壇上で、トヨタの制服を着た男性(40)が告発しました。半年、3カ月、3カ月、1年と雇用契約を更新。「正社員になるために2年間、無遅刻、無欠勤で改善提案も出してきた」。しかし、雇い止めの理由すら説明されませんでした。
 男性は毎日、工場門前で出勤闘争中。「トヨタが引き金となった雇用破壊で、今も多くの人が路頭に迷っている。一人ひとりが大切にされる社会をつくるために頑張る」と訴えました。
 実行委員長の榑松佐一・愛労連議長は、トヨタのリコールの要因に、利益優先のコストカットがあると指摘。「ばく大な内部留保を賃上げと下請け単価の引き上げに回させよう」と訴えました。全労連の根本隆副議長が激励のあいさつをしました。
 「単価の切り下げが続けば、中小業者は生きていけない」と話すのは、岡崎民主商工会事務局の女性(57)。会員の売り上げは前年の3分の1。廃業に追い込まれる会員も増えているといいます。「トヨタが抱える内部留保に怒りがわいてくる。社会のために活用すべきです」

   集会に先立って、朝7:30からトヨタ本社前での宣伝活動が行われました。榑松佐一愛労連議長、梅野敏基自治労連愛知県本部委員長、全労連の根本隆副議長とともに、もとむら伸子参院選挙区予定候補、大村よしのり、根本みはる市議が宣伝しました。

 

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