市議団だより−議会&市政の報告

【10.12.14】市の持ち出し4億8千万円にも〜トヨタテストコース関係費

   日本共産党豊田市議団はトヨタテストコース関係費用について調査をしました(下表参照)。トヨタテストコースは、東京ドーム141個分という巨大開発です。この開発のために愛知県が用地を造成し、トヨタが買い取るという協定になっています。
 ※左の画像は建設予定地を視察する大村市議
 計画地には保安林や砂防指定地があり、伐採や開発が制限されています。開発には公共性が求められ、民間企業の営利目的ではできません。結局、県が主体になれば手続きは早く、民間で困難な事を行政が肩代わりしてやっているという事です。
 用地を買収し、造成するのは県企業庁ですが、実際には豊田市の職員が地元の説得にあたりました。2007年に地権者説明会を実施、2008年の補償条件提示からわずか1年で9割以上の地権者が買収に応じました。
 豊田市は2007年、建設推進のために「開発課」を新たに設置。4年間で専任の職員をのべ48人配置し、費やされた費用は、4億8千万円余におよびます。今後、周辺の道路整備もふくめて多大な公費の投入も見込まれます。一企業の施設ため、これほど行政が丸ごと援助する姿勢は異常です。「トヨタ応援が公共の利益」と思いこんでいる市のあり方を変えていく事が必要です。

豊田市のトヨタテストコース関係の支出金額
※平成19年度〜21年度は決算、22年度は予算の各数値 金額の位は千円  

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