市議団だより−豊田のまちから
【12.06.18】トヨタ総行動実行委員会が下請けアンケート
これじゃ経営が成り立たない
愛労連・トヨタ総行動実行委員会が豊田市などの中小企業に行ったアンケートの結果がまとめられました。
500通のアンケートを中小企業に直接届け、54社から回答の返信がありました。
アンケートでは、昨年の東日本大震災以降の仕事量の変化や単価切り下げの動向について聞いています。
仕事量「1〜4割減少」が24件、「4〜7割減少」が10件と大幅に仕事が減っています。(下表参照)
また、単価切り下げも、20〜30%と大幅にカットされた下請けもある事がわかりました。
これでは経営が困難になるのは当たり前です。
アンケートには深刻な声もよせられていました。
「一次(元請け)から加工単価の低減に協力するよう再三要請がある」「単価の切り下げは当たり前のように行われている。断ると『仕事がなくなる』と脅される…」。
日常的に不公正な「取引」が横行していることがわかります。
書き込まれた意見の中には、「大企業は下請け企業の内部現状を知る必要がある。話し合いの場を設けよ」と、大企業の「ひとり勝ち」を批判する声もありました。