市議団だより−議会&市政の報告

【13.03.08】3月議会・大村市議の一般質問(1)豊田市に隣接の核融合研究所

実験に意見を述べよ

岐阜県土岐市にある核融合科学研究所。豊田市の市境まで8キロ余の距離にあります。
2月7日付の中日新聞には、「危うい地上の太陽」という特集記事が載り、「核融合発電、土岐市で実験へ」「放射性物質を放出」などと報道されました。

 大村市議は、3月議会の一般質問で、核融合研究所の実験と放射能について質問。放射性物質のトリチウムや中性子が放出される問題について市の見解をただしました。
 市は、独自に把握する知見を持ち合わせていないとして、「核融合科学研究所のホームページによると、トリチウムと放射線を発する。人体に影響がないように適切に管理するとなっている」と答えるにとどまりました。
 岐阜県側の立地・隣接自治体である土岐市、瑞浪市、多治見市には、研究所から説明があり、実験に伴う同意協定書を結ぶ動きがあります。では、愛知県側の隣接自治体である豊田市には説明があるのでしょうか。大村市議が市に問いました。答弁では、「研究所から本市に対しての接触はない」というものでした。

大村市議は、ノーベル物理学賞を受賞した小柴教授は危険だと指摘している事を紹介し、文科省および研究所に説明を求め、市民の懸念について意見を述べる事が必要だと市に提起をしました。
市の答弁では、「市民の安全を考える立場から関心を持って見守り、情報の収集をしていく」と答えました。
大村市議は、「何もやらないという事ではないか。少なくとも、研究所に説明を求めるべきだ」と強く意見を表明しました。
 

 

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