市議団だより−議会&市政の報告
【13.03.31】豊田大橋 修繕と耐震で10億円…耐震対策費は平成記念橋の3倍以上
新年度予算の中で豊田大橋の修繕、耐震対策の費用が組まれています。大村よしのり市議が3月議会の委員会質疑でその内容をただしました。
答弁によれば、修繕については、アーチ部・防護柵の塗装塗り替えを行うもので事業費として2億円を組んでいます。
大村市議が他の橋との比較を求めると、久澄橋との比較で答弁がありました。平成19年に愛知県が塗装修繕を実施した事業費は7千万円でした。
耐震対策費では、豊田大橋の予算は落橋防止装置とアーチ補強などで約8億円の予算が組まれました。
この点でも、大村市議は他の橋との比較を問いました。
答弁では、平成17年度から2カ年で耐震補強工事を実施した平成記念橋で総額2億5千万円というものでした。
豊田大橋を挟んだ2つの橋との比較で明らかになった、あまりにも大きな費用の差にビックリします。もともとの工事費も豊田大橋は100億円と、破格の金額でしたが、後々の修繕や耐震にも大きなツケが付いて回るということです。
豊田大橋は、「ランドマーク」などと持ち上げられていますが、こんな「金食い虫」の設計をすすめた政策判断は、誤りであった事をあらためて強く感じさせられます。
※(資料)
・豊田大橋…橋長533.6m 幅20.0m
・久澄橋… 橋長274.0m 幅25.0m
・平成記念橋…橋長588.4m 幅23.8m