市議団だより−議会&市政の報告
【14.01.30】議員定数を考える
特別委の調査結果から
豊田市議会では、次期市議選に向けて、議員定数を何人にするのかの論議をしています。具体的な検討のために、「議会活性化特別委員会」を設置して、議員定数に関する調査研究を行ってきました。日本共産党からは、大村よしのり市議が委員として参加しています。
調査研究の結果、現状でまとまった内容をお伝えします。
議員定数のこれまでの推移
豊田市議会の議員定数の推移を確認したいと思います。昭和42年〜36人、昭和46年〜40人、市町村合併後の平成17年〜47人(合併前の関係自治体の議員総数は118人だった)、平成23年〜46人という状況でした。この経過を見ると、特に市町村合併を契機に、大幅な議員数の削減が行われ、現在に至っていることがわかります。
アンケート調査の結果
アンケート調査を行いました。配布数1080、有効回答数795。「現在の議員定数をどのように考えますか」の問いに、●適正である(41.3%)●減らしたほうがよい(28.3%)という結果でした。
有識者ヒヤリングの見解
地方自治に詳しい大学教授からのヒヤリングを行いました。
◆昇秀樹氏(名城大学教授)「現在の議員数45人は多すぎる根拠にはならない。」
◆丹羽功氏(近畿大学教授)
「定数46人は、現状問題ないと考えられる。」
◆駒林良則氏(立命館大学教授)「常任委員会数(5委員会)から40人ほどとなる。」
という意見でした。
市内17団体からの意見
・旧合併町村をはじめ、全く議員が選出されない地域がでるのは不安 ・各地域から広く民意をとらえることのできる定数が必要 など、民意を反映できる定数という観点からの意見が多く寄せられました。