市議団だより−議会&市政の報告
【15.03.12】根本市議の一般質問
少人数学級を全学年で早く実施の判断を
昨年の6月議会では、少人数学級の拡大は計画の目標とされて、必要性であるとの認識でした。根本市議は、少人数学級の効果の検証や検討をした結果、早期に拡大を実施することを求めました。
◆いじめ、不登校防止に有効
山形県では、全学年で少人数学級を実施しています。その結果、不登校の減少が、山形県教育委員会の調査でわかります。2000年の発生率0、36が、少人数学級導入後、0、27にまで激減し、2008年には全国が0、32に比べ、山形では0、24と、急降下しています。
また、いじめの防止が取り組まれる中、その発生件数を学級規模別に調査した文科省の2009年度の結果では、90%以上の子どもが35人以下の学級に在籍している県の小学校では1000人あたり、平均1、7人、中学校で6、7人。その他の県の小学校では5、4人、中学校で9、6人で、いじめ防止にも、少人数学級は効果があると言えるのではないでしょうか。
◆市長の「教育大綱」に少人数学級拡大を
効果の検証や研究はされて、有効であることが明らかな少人数学級の拡大。地方教育行政制度の改革で、総合教育会議が設置される新しい仕組みのもとで、全学年への少人数学級はいつ、実施されるのでしょうか。
市長と教育委員会は、総合教育会議での議論をおこなうのですが、少人数学級の拡大の実施についての答弁はありませんでした。早く実施を決めることが、市民の声ではないでしょうか。