市議団だより−市議団の主張

【15.04.02】公共バスは、どのようにして実現したのか

さらに、もっと便利な公共交通めざして

 日本共産党市議団が、市議会で始めて公共バスについて提案したのは、今から16年前、大村市議の初当選での第1回目の質問でした。当時は、議会の中でもバス問題を取り上げる議員はいませんでした。「車の街・豊田」ではバスの普及はあたかも「タブー」という雰囲気で、当初、市当局の答弁は「現段階では考えていない」と消極的でした。
しかし、名鉄バス路線のあいつぐ撤退の中、大村市議が、その後も市議会で繰り返しバス問題を取り上げつつ、「市民に役に立つことはみんなで共同して」と他党派議員にも働きかけて議会での賛同者をひろげていきました。
◆中心市街地百円バスの実現
 2000年9月議会では「公共交通空白地で地元の熟度が高まったところから導入について検討していく」という答弁に発展。2002年に「中心市街地を巡回する百円バス」を実現させました。
また、2005年6月議会では、合併町村から豊田市への直通の公共交通としてのバスを提起。答弁では、「基幹バスネットワークを始めといたしまして…できれば平成19年度から実施してまいりたい」と答え、現在の基幹バス網に発展させていきました。
 その後も議会質問でバス路線の全市的な展開を提案する中で、2007年、当時の鈴木市長がバスを「社会資本」と位置づけ、「採算性だけで判断しない」と答弁。現在のような全市的なバス路線に発展させました。
◆路線拡大を実現させてきた
 その後も日本共産党市議団は、バス路線とダイヤの拡大を繰り返し提案してきました。新築された厚生病院の玄関口にバス停をつくって、おいでんバスで直接アクセスできるように提案して実現。保見団地線の乙部ヶ丘までのバス路線延長、市木・双美地区への延伸など、住民の具体的な要求をもとに市議会で提起する中で、実現をはかってきました。
◆敬老パス・エレベーター提案
 広大な市域の豊田市では、まだまだバス路線の空白地域も少なくありません。ダイヤも少なく不便です。日本共産党市議団はさらなる公共バスの拡大を提案しています。そのためには、バスを利用する人を増やすことが必要です。日本共産党は、名古屋市で実施している「敬老パス」を導入して利用者を増やすことを市議会で提案しています。例えば、現在1人しか乗ってないバスに敬老パスで10人乗るようになっても、経費は増大しません。(議会答弁で公式に確認している)。また、エレベーターが未設置の鉄道駅には整備して、バスとの接続で利用しやすくする事を提案しています。

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