市議団だより−豊田のまちから
【15.06.11】「災害時の緊急情報が聞こえない」
防災無線「個別受信機」の復活を
昨8月の広島市の土砂災害は多くの方が犠牲となりました。地震、火山の噴火・爆発が相次いでいる今、この惨事を教訓にしなければなりません。
豊田市では、従来の「アナログ方式」の防災行政無線を「デジタル方式」のシステムに全市いっせいに変えています。豊田市役所の「親局」からの電波を、市内全域255か所の「同報無線 屋外拡声子局」がサイレンを鳴らし音声放送で、風水害・土砂災害時の避難勧告・避難指示、東海地震警戒宣言の発令、道路通行規制、クマ等有害鳥獣の出没情報など、緊急時の情報を住民にお知らせするものとしています。
特に、合併時から高齢化・過疎化が進んだ中山間地域では、災害時の情報伝達が即時に正確に伝わることが不可欠ですが、合併以前は各戸にあった「無線放送」が廃止されています。
「『熊が出た』『道路の通行止め』の情報が、『聞こえない。回覧板で回っている』といった状況では、とても心配です。」「早期に個別の受信機を」と住民から声があがっています。