市議団だより−議会&市政の報告

【15.06.18】6月議会 根本市議の一般質問

買い物弱者支援と高齢者・障がい者の外出支援を

  6月15日、日本共産党の根本みはる市議は、6月市議会の一般質問にたちました。
「歩いて日常の買い物ができなくなった」買い物弱者の問題は深刻です。根本市議が、この問題を平成22年12月議会で取り上げ、対策を提起してきました。
◆買い物弱者への支援を
 中山間地域では市の補助を受けた移動販売車が、毎週決まった時間・場所を走っています。
小原地域では、「移動販売車が来た日は買い物して、顔なじみの人と会話はできて楽しい」と喜ばれています。足助地域では、商工会とスーパーマーケットとの共同で移動スーパーの車が走っていました。市の補助も3年の期限でおわり、いったん休止となっていましたが、7月から時間短縮で再開となるようです。根本市議は、高齢化・過疎化の止まらない中山間地域での移動販売を持続していくため、市としての積極的な支援を求めました。
市はこの問題解決をどう認識しているでしょうか。移動販売への補助を始めた当初の平成23年は、アンケート調査を行い、買い物に不便をきたす買い物弱者が、将来増加するのではないかと分析しています。買い物弱者への対応は、今後さらに重要だとしていました。
◆Aコ―プ高橋店3月に閉店・イオンも閉店か
 買い物弱者の問題は中山間地域だけではありません。高橋地域では、3月末に長年親しまれてきたAコープが閉店しました。今後も高岡地域で閉店する店舗があると聞いています。大型店舗のイオン豊田店も8月での閉店と公表しました。根本市議は、全市域で増える買い物弱者への対策を、早急に積極的におこなうよう求めました。
◆高齢者の敬老パスで外出支援を
公共交通としてバスへの期待がさらに高くなっています。
根本市議は、おいでんバス、地域バスは「社会資本である」との市の認識を確認し、その上で、「敬老パス」の導入を提起しました。名古屋市は敬老パスについて、敬老パスによる外出機会の増加 、外出による買い物行動・消費の増加、自動車利用機会の減少による高齢者の交通安全性の向上などの「効果」があるとしています。
市は敬老パスを導入すると、経費が増えるとしていますが、ICカード(マナカ)導入が予定されており、社会資本としているバスを利用する高齢者の外出支援として、敬老パスを考えるべきではないでしょうか。
◆乗り継ぎ割引き、買い物ク―ポンで外出支援を
 外出支援として、根本市議はタクシー乗り継ぎの割引き制度や、バスに乗って地域の商店で使える買い物割引クーポンを提案し、高齢者・障がい者の方の外出支援を求めました。

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