市議団だより−豊田のまちから

【16.02.11】北朝鮮のミサイル発射を強く非難する

政治的外交的努力こそ重要

 日本共産党幹部会は、北朝鮮のミサイル発射問題に対する声明を次のように発表しました。
一、北朝鮮は、7日午前、事実上の弾道ミサイルを発射した。1月6日の核実験に続く今回の北朝鮮の行動は、核兵器の開発と不可分に結びついた軍事行動であって、国際の平和と安全に深刻な脅威を及ぼす行為であり、「弾道ミサイル技術を利用したいかなる発射」も行わないことを求めた国連安保理決議に違反するとともに、6カ国協議の共同声明、日朝平壌宣言に違反する暴挙である。日本共産党は北朝鮮の行為を厳しく非難し、抗議する。
一、国際社会が一致して、政治的外交的努力を強め、北朝鮮に核兵器・ミサイルを放棄させるための実効ある措置をとることがいよいよ急務となっており、わが党はそれを強く求めるものである。
 また8日の記者会見で、山下芳生書記局長は、北朝鮮の事実上の弾道ミサイル発射に対して、政府・与党が米国との連携と安保法制(戦争法)の意義を強調した点について「戦争法をとにかくクローズアップさせたいという政府の思惑」を批判するとともに、北朝鮮に対する対応として、政治的外交的交渉の意義と6か国協議の開催の必要性を強調しました。
 北朝鮮ミサイル発射をめぐっては、8日の政府与党連携会議で安倍首相が「毅然かつ断固たる措置を取る」と述べ、公明党井上幹事長が「安全保障関連法の必要性が今回の件で浮き彫りになった」などの声が相次ぎました。
 山下氏は、北朝鮮の問題の対応として、同国を交渉の場に復帰させる努力こそ必要だと力説。「国連との協力や、6か国協議の再開に向けた連携が大切だ」「解決の方向としては国際社会が一致して政治的外交的努力を強め、北朝鮮に核兵器ミサイルを放棄させるための実効ある措置が重要であり、軍事対応は間違っている」と表明しました。(日刊しんぶん赤旗より)

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