市議団だより−豊田のまちから

【16.07.21】議会への請願署名に捺印義務

愛知は全国稀な遅れた県議会

 かつて、多くの地方議会には、請願署名に捺印を必要とするところが多くありました。日本共産党の大村市議は、初当選した17年前には、豊田市議会でも請願署名には名前・住所の後に捺印する事が義務要件だったと述べています。しかし、その後、議会で捺印の必要性はなくすべきだと主張してすぐに「捺印必要なし」になりました。全国の地方議会でも、同様に「捺印必要なし」が広がりました。
 ところが、愛知県議会では、今だに議会に提出する請願署名には捺印を必要としています。昨年12月、愛知私学助成を進める会が愛知県議会に提出した署名は425万筆余に達していたのですが、議会の受理数は122万筆余りと報告されています。これは、県民の意思を門前払いした事になります。そもそも、憲法に保障された公民の請願権に従えば「請願の捺印義務」は廃止しなければなりません。
 先の6月県議会には、愛知県保険医協会が「請願の押印義務廃止」を求めて請願書を提出をしましたが、日本共産党の2人の県議が賛成しただけで、他の会派の反対で採択されませんでした。
 県民からの請願署名は、なるべく議会には出してほしくないとでも考えているのでしょうか。全国的に、あまりにも遅れた請願への対応を変えさせなくてはなりません。

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