小中学校の教室にエアコン設置の方向

小中学校の教室にエアコン設置の方向

 豊田市は、12月議会で小中学校の普通教室へのエアコン設置の方向を示しました。学校の教室へのエアコンの設置の要望は、従来から切実なものとなっていました。

共産党くり返し設置を提案

 豊田市議会では、日本共産党の大村・根本両市議が、平成10年6月議会で提案し、平成28年6月議会、今年の9月議会と繰り返し、普通教室へのエアコン導入が必要だと提起してきました。
 全国公立小中学校でのエアコン設置率の推移は、普通教室では平成22年度は16%でしたが、26年度は32・8%、29年度は49・6%と年々増えて、約半分の教室に普及。特別教室でも同じく21・6%、27・3%、34・6%となり、暑さ対策としてエアコン設置が加速しました。
 愛知県でも、3割の普通教室にエアコンがついており、みよし市ではすでに全小中学校に設置されています。

アンケートで要望高いエアコン

 豊田市教育委員会が今年3月におこなったアンケート調査「学校の施設・設備等で特に充実してほしいもの」では、冷暖房設備が教職員で73・7%、校長・教頭で71・1%と最多でした。9月議会の根本みはる市議の質問に対する答弁で明らかとなっていました。
 日本共産党市議団は、この間、教育環境の改善を求める市民の運動と力を合わせて奮闘してきました。学校トイレの改修、教室への扇風機の設置などを前進させてきました。エアコンの設置も、このような市民運動の成果と言えます。