3月議会 根本市議が一般質問 名鉄バス路線について(動画あり)

3月議会 根本市議が一般質問 名鉄バス路線について(動画あり)

 日本共産党の根本みはる市議は3月1日、3月市議会の一般質問で名鉄バス路線の廃止について対策を求めました。
 質問の概要は以下を、動画は豊田市議会HP(3月1日の午前2番目が根本市議)をご覧ください。

名鉄バス路線の廃止は10月に延期
おいでんバスで代替検討

 昨年の12月、名鉄バスの東山住宅線・九久平線が「今年4月で廃止を検討」との記事が新聞に載りました。東山住宅線では年間12万2千人が利用し、九久平線では9万3千人が利用する路線です。
 市の「事務・事業の見直し」方針として、地域バス・基幹バスの運行見直しが出されたことから、根本市議は、市がコミュニティバスを市域全体に展開してきた考え方を確認すると「生活交通は社会資本としての公益性の評価を重視する、採算性だけで判断しない」という従来の姿勢を示しました。
 「バスを廃止はしないでほしい」と、住民の方が署名に取り組みました。名鉄バスは住民の交通手段として利用されてきた路線であり、廃止の大きな影響が心配です。「通勤・通学に困る」「体が悪く、バスが通らなくなれば、病院へも出かけられなくなる」など切実です。
 根本市議は、名古屋市の名鉄バス本社に出向き、住民の皆さんの意見を届け、廃止の中止を要請してきたことを述べ、豊田市として名鉄バス本社に対し、東山住宅線・九久平線の路線継続を求めるべきと迫りました。今の状況として、名鉄バスの今年4月末の廃止計画が、10月まで延期されたことが答弁されました。
 バス路線の廃止後、住民のみなさんへの影響が出ないように、おいでんバスでの対応を求めたところ、おいでんバスでの代替措置の準備しているとのことでした。根本市議は「名鉄バスを利用している住民の皆さんが困らないようにすることと、今のおいでんバスの路線にも影響が出ないように、おいでんバスの路線を増やして拡充すること」を強く求めました。

上郷・高岡地域の病院・診療所・福祉施設にコミュニティバスを

 公共交通の空白、バスが走っていない上郷・高岡地域に、4月の開院を待つ病院ができ、市の医療施設(1次救急診療所と、併設されるこどもの外来療育施設、障がい者就労施設)の設置が進んでいます。
 根本市議はこれまでも、市議会で公共交通の必要性を訴えてきましたが、この地域では公共交通の空白の問題は、放置できない課題となっています。全体に需要が見込めない地域バスでは、にこにこバスの延伸は、現在の路線に影響が出るなどの理由で、バスの考えはないとの答弁ですが、病院や福祉施設に、バスは必要ないと言うのでしょうか。
 上郷・高岡地域は、旧市内で公共交通カバー率は、最も低い状況であり、公共交通基本計画で「検討が必要」とする地域です。根本市議は、公共交通の計画を進めていく主体は市であり、地域住民の意見を聞いて検討すべきだと強く意見を述べました。

若竹病院および1次救急診療所建設予定地の周辺には現在、バス路線がありません